スレート屋根塗装には縁切りが大切②


こんにちは!事務担当スワです(^^)♩
今日は前回の続き、縁切りの役割についてのお話です。
縁切りの役割は主に3つあります。
1.雨漏りを防ぐ
縁切りの最も重要な役割は、雨漏りを防ぐことにあります。
通常、屋根に降り注いだ雨水はスレート屋根の隙間を抜けて外に排出される仕組みになっています。
しかし、隙間が埋まってしまうと雨水を排出できずに屋根内部に溜まってしまい、後に雨漏りの原因となってしまいます。
2. 内部結露を防ぐ
縁切りには内部結露のを防ぐ役割もあります。
近年の高気密高断熱住宅では、高い断熱性が実現し、外からの熱が伝わりにくくなります。
夏は暑い外気を遮って冷房の涼しさを保ち、冬は冷たい外気を遮り暖房の効果を保ちます。
とてもメリットの多い住宅構造ですが、デメリットもあります。それが内部結露です。
結露は建物の内側と外側の気温差が大きく生じたときに発生します。
屋根の場合、建物内の暖かい空気は上昇し屋根裏が暖かくなりやすく、建物の外側は夜などに冷たくなりやすいので、その温度差により結露が発生します。
3.屋根下地材の劣化を防ぐ
雨や結露によって屋根内部に溜まった水は、断熱材や木材を腐食させる大きな原因となってしまいます。
屋根下地材が劣化することで止水性が保たれなくなり雨漏りをはじめ、様々な被害が発生するようになってしまいます。


※図解インターネット引用
次回は縁切りの際使用するタスペーサーの紹介です。