静岡県伊東市 緩勾配のため雨漏り発生 銅板一文字葺きの上にカバー工法で立平葺き

工事内容 屋根工事
目次

「銅板一文字葺き」の上にカバー工法で「立平葺き」

施工前 現地調査 ご提案

雨漏りのご相談があり現地調査に伺いました。和風のお宅で2階は瓦葺で1階は銅板で一文字葺きを施工されていました。今回の雨漏りは1階の銅板部分からの雨漏りで、傾斜が緩勾配のため長年にわたり水はけが悪く下葺き材のルーフィングが痛んでしまって雨漏りが発生しているようでした。下地の木材も部分的に傷んでいる状況でお施主様が防水テープで補修をされている状況でした。昔の一文字葺きはあまり勾配を気にせず緩勾配でも施工されていることが多く、雨漏りのご相談を沢山いただく屋根材です。構造用合板で下地を補強して、緩勾配でも施工可能な立平葺きのご提案さ

せていただきました。

緩勾配(かんこうばい)とは?

緩勾配(かんこうばい)とは、屋根の傾斜が3寸勾配(約16.7度)以下の屋根を指します。緩勾配の屋根のメリットは傾斜がないので足場を組まなくても作業できる場合や屋根の施工面積が小さくて済むので材料費や施工費が安く上がります。デメリットでは傾斜が少ないので水はけが悪くなり雨漏りが発生しやすく屋根材の劣化が早まります。また屋根材の制限がありたて葺きでの施工になります。

ベランダを撤去して構造用合板を張っていきます。

ベランダを一時撤去して、構造用合板を垂木に留めていきます。

ルーフィングを張っていきます。

軒先からルーフィングを張っていきます。

役物取り付け、屋根材本体「立平」を張っていきます。

役物のケラバ唐草・軒先唐草を取り付けたら本体の「立平」を張っていきます。

立平葺き

立平葺きはガルバリウム鋼板でできているので軽く地震に強い屋根材です。最近新築でもよく見かける屋根材になります。一番低い軒先から一番高い棟までが1枚のつなぎ目のない屋根材になっていますので止水性が高く勾配(傾斜)の緩い屋根に施工できるのが大きな特徴です。

棟を取り付けて壁際雨押え板金を取り付けていきます。

棟下地を本体の突き合せ部分に取り付け棟包みの板金を被せます。最後に壁際の雨押え板金を取り付けたら完成です。

完成です。

セリオスプライムのダークブラウンで施工しました。和風の屋根にも違和感なく落ち着いた風合いになりました。

この度は弊社に工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

この記事を書いた人

スルガ住研のアバター スルガ住研 代表 馬木 拓也

当店は、三島のこの地で、創業15年以上、屋根と外壁のリフォームをご提供しておりますが、『お客様に、正しいリフォームをご提案する』という信念のもと、お客様のお住まいが⾧く、快適に住まえるよう、正しいリフォームをご提案しております。屋根や外壁の修理、リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
お客様目線で、丁寧にご説明させていただきます。

目次