静岡県沼津市 海沿いの屋根パーミールにカバー工法で天然石付きガルバリウム鋼板セネターを重ね葺き工事

工事内容 屋根工事
目次

海沿いの屋根「パーミール」にカバー工法で天然石付きガルバリウム鋼板「セネター」を重ね葺き工事

施工前 現地調査 ご提案

屋根材の落下してしまったとご相談をいただき現地調査に伺いました。落下した屋根材は手で触るとバラバラになり、かなり劣化が進んでいました。屋根材はニチハの「パミール」でした。屋根全体をドローンで確認していくと、屋根材を留めている釘頭が腐食して無くなり今にも何枚も落ちそうになっていました。このままでは次々と屋根材の落下が予想されますので、カバー工法での施工をご提案しました。海沿いのお宅で海岸から200mほどの立地条件になりますので、海岸から0mでもメーカーの製品保証が受けられる天然石付きガルバリウム鋼板「セネター」をご提案させていただき、工事を承りました。

パミール屋根とは?

株式会社ニチハが1996年から2008年に製造・販売していた化粧スレート屋根材のことです。アスベスト不使用のノンアスベスト製品として注目されましたが、施工後10年程度で「層間剥離」と呼ばれる劣化症状が顕著になるなど、耐久性に問題があることが後に判明しました。現在では製造中止となっています。

層間剥離:屋根材がミルフィーユ状に剥がれていくのが特徴で、他の屋根材では見られない劣化症状です。

屋根先端の劣化:屋根の先端が白っぽく変色したり、ボロボロになったりします。

釘の腐食:一部の釘にメッキ処理が不十分なものが混入しており、腐食して屋根材が落下する可能性があります。

ルーフィングを張って役物取り付けていきます。

カバー工法では最初に粘着ブチル層が付いたルーフィング(防水シート)を軒先から順に張っていきます。軒先先端には軒先水切り板金を取り付けていきます。

本体を張り、棟を完成させていきます。

軒先水切りの上に最初の1枚目張り、本体を張っていきます。

棟部分に棟下地の棟用スペーサーを取り付け、最後に棟カバーを取り付けたら完成です。

「セネター」は独自の「インターロック工法」で、屋根材本体を1枚1枚ビスで垂直・水平方向に連結し、野地板にしっかり固定して一体化するため風速約70m/s時の風圧にも耐え、下から吹き上げる激しい風の力に強さを発揮します。耐台風・強風水性に非常に強い屋根材です。

完成です。

色は「ティーク」で施工しました。落ち着いた風合いでお施主様にも大変喜んでいただきました。

この度は弊社に工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。

最後までご覧にいただきましてありがとうございました。

この記事を書いた人

スルガ住研のアバター スルガ住研 代表 馬木 拓也

当店は、三島のこの地で、創業15年以上、屋根と外壁のリフォームをご提供しておりますが、『お客様に、正しいリフォームをご提案する』という信念のもと、お客様のお住まいが⾧く、快適に住まえるよう、正しいリフォームをご提案しております。屋根や外壁の修理、リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
お客様目線で、丁寧にご説明させていただきます。

目次