瓦屋根現地調査
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こんにちは!馬木です。
三島市のお宅に屋根診断にお伺いいたしました。
築40年ほど経過していますが、陶器瓦に割れ等はなく、耐久性の高い屋根材ですが、棟の下部分に塗られている漆喰は劣化により破損していました。
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棟を積むために棟の中に葺き土が入っていますが、漆喰が破損すると中に入っている葺き土がどんどん外にれ流出して棟が痩せて崩れやすくなります。
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葺き土が流れ出て深くえぐれているように見えます。
瓦も釘打ちをしていない桟木に引っ掛ける工法なので強風でズレる場合があります。
今後は漆喰と、瓦がズレないように固定する屋根の補修をご提案をさせていただきます。
現在建築基準法の改正により、令和4年1月1日以降に着工する新築・増改築するすべての瓦屋根の固定を義務化されました。
既存住宅の大規模修繕(下地まで含む全葺き替え)は法令上は改正前の基準でいいとされていますが、国土交通省は改正後の基準で葺き替える事が望ましいとしています。
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上図(国土交通省ホームページ参照)
強風による建築物(屋根)被害状況の分析結果を見ても、ガイドライン工法の瓦屋根と、非ガイドライン工法の瓦屋根とでは、新基準ガイドラインの方の風圧力による脱落被害が圧倒的に少ないです。
台風や、強風に強い屋根で、被害を最小限に快適な住まいを実現する為にも、定期的な診断をおすすめいたします。
気になる事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。