静岡県沼津市 築年数が古い瓦屋根の雨漏りを部分補修 

工事内容 屋根工事
目次

築年数が古い瓦屋根の雨漏りを部分補修

施工前 現地調査 ご提案

以前、雨漏り修理をお任せいただいたOBのお客様から、約5年ぶりに再びご連絡をいただきました。今回は「前回とは別の場所から雨漏りしているようだ」とのことで、状況を確認するためすぐに現地へ向かいました。長くお付き合いのあるお客様から再度ご相談をいただけるのは本当にありがたく、その信頼に応えられるよう、今回も丁寧に調査を進めていきました。
現場に到着してまず室内を確認すると、天井には雨水が回った跡がはっきりと残っており、すでに雨漏りが進行していることが分かりました。さらにサーモグラフィーを使用して調べると、該当箇所に水分反応がしっかりと出ており、目視では判断しづらい雨水の浸入状況をより具体的に把握することができました。
続いて屋根裏に上がり、野地板の状態を確認したところ、やはり濡れが見られ、屋根から雨水が入り込んでいることが明確になりました。今回のお宅は築50年以上の塩焼き瓦の屋根で、昔ながらの重厚感ある瓦が使われていますが、長い年月が経つと瓦そのものだけでなく、下に敷かれている防水シートも徐々に寿命を迎えてしまいます。
実際、こちらのお宅では5年前にも別の面で雨漏りが発生し、その際には部分的に瓦をめくって防水シートを張り替える工事を行いました。その後は問題なく過ごしていただいていましたが、今回は別の面で同じように防水シートの劣化が原因と考えられました。
また、お施主様からは「今後長く住む予定ではないため、大規模な工事は避けたい」というご希望を伺いました。そこで今回は、前回と同じく必要な部分だけ瓦を取り外し、傷んだ防水シートを新しいものに交換する部分補修をご提案し、その内容で施工させていただくことになりました。お客様のご要望に合わせつつ、確実に雨漏りを止めるための最適な方法を選択しています。

既存瓦撤去し瓦桟を撤去していきます。

工事が始まると、まず雨漏りが発生している部分の瓦を取り外す作業から着手しました。長年の風雨にさらされてきた塩焼き瓦は、経年によって非常にデリケートな状態になっていることも多く、少しの力加減で割れてしまうことがあります。そのため周囲の瓦を傷つけないよう、一枚ずつ状態を確かめながら慎重に撤去していきました。
部分的な補修では、むやみに広範囲をめくるのは適切ではありませんが、逆に狭すぎると肝心な雨漏りの原因を見落とす可能性もあります。どの範囲まで手を入れるべきかを見極めることが、再発を防ぐうえで非常に重要です。雨漏り修理は、ただ目に見える不具合を直すだけではなく、将来的に同じ症状が出ないように考えながら進める必要があります。
今回取り外した瓦はまだ使用できる状態だったため、丁寧に保管して再利用することにしました。一方で、瓦を支える瓦桟は劣化が進んでいたため撤去し、新しいものへ交換していきます。

ルーフィング(防水シート)を張り瓦桟をとりつけていきます。

実際に瓦を取り外して内部を確認すると、やはり築年数に見合った劣化が進んでおり、防水機能が十分に働かない状態になっていました。瓦が一次防水として雨を受け止め、その下に敷かれたルーフィングが二次防水として最終的に雨水の侵入を防ぐ仕組みですが、この防水シートが弱ってしまうと、瓦の隙間から入り込んだ雨水がそのまま室内へ達しやすくなり、雨漏りにつながってしまいます。
古い瓦屋根では、表面の瓦がしっかりしているように見えても、内部の防水層が限界を迎えているケースが多くあります。外観だけでは判断できない部分だからこそ、瓦を実際にめくって状態を確認する作業が欠かせません。
既存の防水層を撤去し、清掃を済ませたあとは、新しい防水シートを丁寧に敷き込んでいきました。重ね代や納まりを細かく確認しながら施工することで、今後雨水が入り込みにくい状態を確保します。部分補修であっても、この工程は雨漏りを止めるうえで最も重要な作業であり、表面だけを整える応急処置ではなく、防水層そのものをしっかりと立て直すことで、安心して暮らせる状態をつくっていきます。
ルーフィングの施工が終わったあとは、新しい瓦桟を取り付けていきます。瓦桟の下部に等間隔で穴が開いているのは、強い雨風で瓦の隙間から水が入り込んだ際に、瓦桟に水が溜まらず下へ排水されるように設計されているためです。

棟を積みなおしていきます。

仕上げの工程として、棟部分の冠瓦を三段分積み直し、屋根全体の納まりを整えていきました。瓦屋根は、一枚一枚の配置だけでなく、棟まわりの積み方や段の組み方によっても耐久性や雨仕舞の性能が大きく左右されます。特に築年数の経った屋根では、部分的に傷みが進んでいたり、長年の風や揺れによってズレが生じていることもあるため、周囲との高さやバランスを確認しながら慎重に作業を進める必要があります。
今回も既存の棟とのつながりを確認しつつ三段の積み替えを行い、見た目の仕上がりだけでなく、防水性の確保にも配慮しながら施工を進めました。こうした細かな部分を丁寧に整えることで、部分補修であってもより安心していただける状態へと近づけることができます。

今回は、5年前に別箇所の雨漏り修理を行ったOBのお客様宅にて、再び発生した別面からの雨漏りに対応させていただきました。

築50年以上の塩焼き瓦屋根ということもあり、今回の原因は瓦の下にある既存ルーフィングの経年劣化によるものでした。お施主様の今後の住まい方も踏まえ、全面改修ではなく、必要な範囲に絞った部分的な瓦撤去・防水シート張り替え工事をご提案し、施工させていただきました。

雨漏りは、同じ屋根でも前回直した場所とは別の箇所から発生することがあります。特に年数が経過した瓦屋根では、表面が大丈夫そうに見えても、下地の防水層が限界を迎えていることも少なくありません。

スルガ住研では、表面だけを見るのではなく、室内・屋根裏・屋根上をしっかり確認しながら、今の建物の状態とお施主様のご希望に合わせたご提案を大切にしています。
雨漏りでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

スルガ住研のアバター スルガ住研 代表 馬木 拓也

当店は、三島のこの地で、創業15年以上、屋根と外壁のリフォームをご提供しておりますが、『お客様に、正しいリフォームをご提案する』という信念のもと、お客様のお住まいが⾧く、快適に住まえるよう、正しいリフォームをご提案しております。屋根や外壁の修理、リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
お客様目線で、丁寧にご説明させていただきます。

目次