静岡県田方郡函南町 雨漏りのする瓦の屋根を部分的に雨漏り修理 瓦屋根葺き直し工事 

工事内容 屋根工事
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雨漏りのする瓦の屋根を部分的に雨漏り修理 瓦屋根葺き直し工事

施工前 現地調査 ご提案

ホームページを見たお施主様から雨漏りのご相談があり現地調査に伺いました。室内を拝見すると数か所の雨漏りが発生している状態でした。次にドローンで屋根を確認したところ、屋根材の瓦はいぶし瓦で築50年~60年位経過している状況でした。総合的に判断すると葺き替えをする時期には来ていましたがお施主様の要望で部分的に低コストで雨漏りを止めてほしいとのご要望でしたので今回は雨漏りの浸入箇所を特定して既存の瓦を使用しながら部分的に葺き直し(ルーフィング張り)工事をご提案させていただきました。

瓦屋根の雨漏りは瓦が原因?

① 棟(むね)の劣化・崩れ
瓦屋根の一番上にある「棟」は、雨や風を最も受ける場所です。棟瓦が割れている、棟が崩れている、中の土が流れ出ている等こうした状態になると、瓦の下へ簡単に雨水が侵入します。

② 下葺き材で使用している防水シート(ルーフィング)の寿命
瓦は雨を防ぐ「一次防水」。実は本当に雨水を止めているのは、瓦の下にある防水シートです。下葺き材に使用している防水シート(ルーフィング)の寿命が30年前後と思われます。経年劣化で破れて雨漏りしてくる可能性が高くなります。見た目では気づきにくいのが厄介な点です。

③ 谷板金の穴あき・腐食
屋根の雨水が集まる「谷部分」は、雨漏りの定番ポイントで銅板や鉄板が腐食、小さな穴が空く、雨が集中して、下葺き材に負荷をかけ続けてルーフィングが破れて室内へ雨水が侵入します。谷板金だけで雨漏りすることは珍しくありません

原因は瓦だけではなく上記に記載の原因が大きくかかわってきます。

瓦撤去し清掃後ルーフィング張り瓦を戻していきます。

軒先から1m位の幅で既存の瓦を撤去していきます。一度にすべての瓦を撤去すると急な雨などで雨漏りを防ぐことが難しくなりますのでその日に瓦を戻せる範囲しか瓦を撤去しません。既存の瓦を使用する場合は割れないよう丁寧に扱いますがその際状態が悪い瓦があった場合は新しい瓦に差し替えます。

棟(のし3段)の積み替えをしていきます。

平部のルーフィングを張り替えた後は棟下の下葺き材を張り替えるために棟を撤去していきます。棟は上に冠瓦、その下に平べったいのし瓦が積まれています。のし瓦を多く積めば積むほど施工時間がかかってきます。和風の瓦葺き住宅では一般的にはのし瓦が3段位積まれている場合が多いです。

棟(のし5段)の積み替えをしていきます。

のし5段の棟を積み替えていきます。段数が高いので慎重に進めていきます。

完成です。

下葺き材のルーフィングを新しいものにして既存の瓦を元に戻す工事なのでほとんど代り映えはありませんがしっかり雨漏りは止まりました。瓦屋根が雨漏りすると全ての瓦を撤去する葺き替え工事を考えがちですが雨漏りの発生個所さえ特定できれば葺き替えに比べて低コストで部分的な修理することができます。

この度は弊社に工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

この記事を書いた人

スルガ住研のアバター スルガ住研 代表 馬木 拓也

当店は、三島のこの地で、創業15年以上、屋根と外壁のリフォームをご提供しておりますが、『お客様に、正しいリフォームをご提案する』という信念のもと、お客様のお住まいが⾧く、快適に住まえるよう、正しいリフォームをご提案しております。屋根や外壁の修理、リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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