静岡県三島市|天窓まわりの雨漏りをきっかけに屋根を葺き替え|1寸5分勾配の屋根に立平葺き

工事内容 屋根工事
目次

1寸5分勾配の屋根に立平葺き

施行前 現地調査 ご提案

チラシをご覧になったお客様より、「天窓から雨漏りしているので見てほしい」とご連絡をいただき、現地調査に伺いました。

まずは室内で雨漏りの状況を確認し、雨水の侵入位置や広がり方を把握したうえで、屋根の状態を詳しく調査しました。 既存の屋根には 金属製の横葺き屋根材が施工されており、屋根勾配は 1寸5分の緩勾配でした。

緩勾配の屋根では、屋根材の種類や天窓まわりの納まりによって雨水が滞留しやすく、雨漏りのリスクが高くなります。 今回の状況からも、

  • 天窓まわりの経年劣化
  • 緩勾配と既存屋根材の組み合わせ これらが雨漏りの原因に関係している可能性が高いと判断しました。

そのため今回は、天窓の撤去と既存屋根材の解体を行い、緩勾配に適した立平葺きへ葺き替える工事をご提案しました。 立平葺きは緩い勾配でも雨仕舞い性能が高く、今後の雨漏りリスクを大幅に減らすことができます。

ワンポイント|緩勾配とは? 屋根材によって施工できる勾配は違います。
屋根の「勾配」とは、屋根の傾きのことです。今回の屋根は1寸5分勾配で、水平に10進む間に高さが1.5上がる傾きです。比較的傾きが緩やかなため、このような屋根を「緩勾配の屋根」と呼びます。
屋根の傾きが緩いと、雨水は急勾配の屋根よりもゆっくり流れます。そのため、屋根材の継ぎ目や天窓まわりなどの納まりを、屋根の勾配に合わせて考えることが大切です。
また、屋根材にはそれぞれ施工できる勾配の条件があります。メーカーは製品ごとに「何寸勾配以上で施工できるか」などの基準を定めています。見た目が気に入った屋根材でも、建物の屋根勾配によっては使用できない場合があります。
特に1寸5分勾配の屋根では、選べる屋根材が限られます。

天窓と既存屋根撤去していきます。

既存の横葺き屋根材を上から1枚ずつ取り外していきます。あわせて、雨漏りのご相談があった天窓も撤去しました。

木下地を張り、ルーフィングを張っていきます。

天窓を撤去した部分には、新たに下地材を組み直してしっかりと補強を行いました。 開口部だった箇所を確実に塞ぎ、屋根として十分な強度を確保したうえで、屋根全面に 厚さ12mmの構造用合板を増し張りしていきます。

構造用合板を張ることで、既存の下地の弱っている部分を補強し、これから施工する立平葺き屋根材を確実に固定できる状態に整えます。 緩勾配の屋根では下地の精度が雨仕舞いに直結するため、この工程はとても重要です。

下地が整ったら、続いて 改質アスファルトルーフィング(防水シート) を軒先から順番に敷き込んでいきます。 シート同士の重ね幅はメーカー規定があり、これを守らないと防水性能が十分に発揮されません。 一枚ずつ重なり幅を確認しながら、浮きやシワが出ないよう丁寧に施工しました。

唐草板金を取り付け立平葺き本体を張っていきます。

軒先とケラバに唐草板金を取り付けた後、立平葺き屋根材の本体施工に入ります。

既存の横葺き屋根とは異なり、立平葺きは 長尺の屋根材を軒先から棟へ向かって縦方向に並べていく工法です。 緩勾配の屋根でも雨水が流れやすく、雨仕舞い性能が高いのが特徴です。

屋根材同士の嵌合(かんごう)部分は、雨水の侵入を防ぐ重要なポイントとなるため、 一枚ずつ確実にかみ合わせながら、端から順番に丁寧に施工していきます。

長尺材はわずかなズレが後の仕上がりに影響するため、通りを確認しながら慎重に葺き進めました。

立平葺きとは? 瓦棒葺きとの違い
立平葺きは、金属製の屋根材を軒先から棟に向かって、縦方向に施工する工法です。今回使用するのは、隣り合う屋根材の接合部分を「パチン」とはめ込む嵌合式のタイプです。
同じように縦のラインが見える屋根には、瓦棒葺きもあります。瓦棒葺きには、屋根材の継ぎ目に「芯木」と呼ばれる木材を入れ、その上から板金をかぶせるタイプがあります。一方、今回施工する立平葺きは芯木を使わず、金属の屋根材同士をかみ合わせて仕上げます。そのため、芯木が雨水によって傷む心配がありません。
立平葺きは、軒先から棟まで長い屋根材を使えるため、屋根の流れ方向に継ぎ目を設けずに施工できるのも特長です。緩勾配に対応できる製品があり、今回は屋根の2寸勾配に合わせて採用しました。
なお、瓦棒葺きにも芯木を使わないタイプがあり、施工できる勾配も製品によって異なります。屋根の形や勾配を確認し、それぞれの製品に定められた施工条件に合わせて選ぶことが大切です。

完成です。

天窓を撤去し、立平葺きへの葺き替えが完成しました。新しい屋根は落ち着いたモスグリーンで、建物にもよくなじむ仕上がりです。

雨漏りのご相談では、漏れている箇所だけを見るのではなく、屋根の勾配や屋根材の施工条件まで確認することが大切です。天窓まわりや緩勾配、急勾配等屋根からの雨漏りでお困りの方は、お気軽にご相談ください

この度は弊社に工事のご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

この記事を書いた人

スルガ住研のアバター スルガ住研 代表 馬木 拓也

当店は、三島のこの地で、創業15年以上、屋根と外壁のリフォームをご提供しておりますが、『お客様に、正しいリフォームをご提案する』という信念のもと、お客様のお住まいが⾧く、快適に住まえるよう、正しいリフォームをご提案しております。屋根や外壁の修理、リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
お客様目線で、丁寧にご説明させていただきます。

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