建設業許可 静岡県知事許可
（般-01）第38209号
軽量で災害に強い瓦屋根、ケイミュー『ROOGA(ルーガ)』の8つの特徴とは
皆さん、こんにちは！
静岡県三島市・沼津市の屋根修理・屋根リフォーム専門店（株）スルガ住研です！
「今の屋根が古くなってきて心配」
「屋根のリフォームを考えているけど、どの屋根がいいの？」とお困りではありませんか？
屋根材にはたくさんの種類があり、それぞれ特徴や費用が全く異なります。
今回は、数ある屋根材の中から外装建材メーカー、ケイミューの『ROOGA(ルーガ)』について分かりやすく解説します。
軽くて丈夫で、美しさも長続きする屋根材で、当社の施工でも度々使用しています。
屋根材選びの際にはぜひ候補の1つに入れることをオススメいたします^^
目次
ケイミューが製造・販売する『ROOGA(ルーガ)』とは
出典：ROOGAリフォーム｜ROOGA屋根材｜ケイミュー公式
屋根材にはガルバリウム鋼板やスレート屋根などの様々な種類があり、それぞれ違った特徴があります。
大手建材メーカー、ケイミューから販売されているルーガはハイブリット屋根材として注目されている新しいタイプの屋根瓦です。
販売元のケイミューとは
ケイミュー株式会社は屋根材・外壁材・雨といなどの製造、販売を手掛ける外装建材の大手メーカーです。
クボタと松下電工の住宅外装建材部門が統合し、設立した会社でクボタグループとパナソニックグループの双方に属します。
現在、日本で最も普及率の高いセメント製のスレート屋根ではトップシェアを誇っています。
ROOGA(ルーガ)とは
ルーガはセメント瓦の一種で、性能の名称は『樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦』と言います。
現在、日本で最も普及率の高いスレート瓦をパワーアップし、陶器瓦のように成型されています。
瓦と同じような重厚感のある見た目ですが、重さが瓦の半分なのが人気の理由です。
軽量で地震に強い屋根であることから、多くのお住まいで採用されています。
安心・快適な暮らしを実現！ルーガの8つの特長
セメントを原材料として用いた最高品質のルーガですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょう。
その特長を8つの項目に分けて紹介します。
①軽量で地震にも有利
建物というのは振り子と同じ原理で、高い位置に重心があるほど揺れが大きくなります。
そのため、重たい屋根材だと万が一の際は倒壊のリスクが高くなります。
屋根を軽くすれば地震の際でも揺れが小さく、建物にかかる負担も少なくなります。
ルーガはその見た目からはイメージしにくいほどの軽量化に成功した屋根材です。
一般的な陶器瓦に比べて50％の重さのため、地震に強い住まいづくりが可能です。
②台風に強く、風速60mでもびくともしない設計
出典：台風に強い（耐風性能・防水性能）｜ROOGA 屋根材｜ケイミュー公式
豪雨や強風などで雨漏りが起こったり、屋根材が飛散したりしてしまうこともあります。
ルーガは水が流れやすい形状、かつ屋根裏面へ水が侵入するのを防ぎます。
また、釘でしっかりと固定する施工のため風にも強く、飛散しにくい設計です。
その強さは風速60m(樹木が根こそぎ倒れる勢い)でもびくともしないほどです。
台風や暴風、豪雨でも私たちをしっかり守ってくれます。
③物が当たっても割れにくい
出典：衝撃に強い（耐衝撃・耐荷重性能）｜ROOGA 屋根材｜ケイミュー公式
従来の屋根瓦は台風などで物が飛散すると割れる心配がありました。
屋根材が割れると雨漏りに繋がる恐れがありますし、補修するのに費用がかかります。
ルーガは驚くほど硬い素材で、大人がハンマーで叩いたとしても割れません。
これはケイミュー独自素材の『Hybrid PIF(ハイブリッド・ピフ)』が衝撃を吸収しているためです。
Hybrid PIFはルーガの基材です。
堅牢さと燃えにくさの『無機材料』、粘り強さの『繊維材料』、造形性の『高分子材料』。
これら3つの特性を組み合わせて作られた新素材です。
④瓦屋根同等の美しいデザイン
日本の伝統木造住宅には趣のある瓦屋根が良く合います。
しかし、従来の瓦屋根はその重量から耐震性に問題がありました。
ルーガはそんな瓦屋根のデザインと同じような重厚感でありつつも軽量化を実現した屋根材です。
「今までのような美しい瓦屋根にしたいけど、耐震性が心配」という方にはピッタリの屋根材です。
⑤豊富なカラーバリエーション
ルーガには『雅(みやび)』と『鉄平』の2つのデザインがあり、それぞれカラーバリエーションも豊富です。
「スタイリッシュなデザインにしたい」「高級感があり落ち着きのあるデザインがいい」など、ご希望はさまざまでしょう。
以下に雅と鉄平のカラーバリエーションを掲載しますので、お好みのデザインがあるか探してみてください。
『雅』のカラーバリエーション
『鉄平』のカラーバリエーション
⑥独自のコーティングで約30年間色あせを防ぐ
お住まいの頂上など高い場所にある屋根は常に直射日光を浴びています。
日光の紫外線は屋根の色あせの原因となり、徐々に退色していきますが、ルーガはこの問題も克服しています。
ルーガの表面はケイミュー独自の塗装技術『グラッサコート』でコーティングされています。
この塗膜には紫外線の刺激から守り、色あせを抑制する効果があります。
そのため、新築の屋根のような鮮やかな色や光沢を長期間に渡ってキープしてくれます。
⑦夏の暑さを軽減する断熱性能
近年、日本の夏は特に暑さを感じるようになりましたね。室内の暑さは屋根の温度上昇も関係しています。
ルーガは本体の厚みや瓦の下に空間を設ける造りのため、屋根から室内へ伝わる熱を軽減してくれます。
その効果は陶器瓦とほぼ同等、金属屋根よりも大幅に遮ります。
室温が上下するのを減らせることから、エアコン代などの光熱費の削減にも期待できます。
⑧雨音を抑える遮音性
出典：雨音を抑える（発音抑制性能試験）｜屋根材｜ケイミュー公式
雨音は人によって癒しの音かもしれませんが、「あまり大きな音だと気になって眠れない」という方もいらっしゃいます。小さなお子様がいらっしゃるご家庭だと特にお子様が目を覚ましてしまうこともあるでしょう。
ルーガは優れた遮音性も兼ね備えており、屋根に当たる雨音が室内に響きにくくなっています。
その効果は陶器瓦とほぼ同等で、静かで快適な暮らしづくりに貢献してくれます。
よくあるご質問「ルーガはカバー工事できる？」
カバー工事(カバー工法・重ね葺き工法)とは、既存の屋根の上に新しい屋根を被せる工事です。
写真のようにスレート屋根や金属屋根の上に軽量の屋根材を重ねるため、既存屋根の撤去費用を抑えられます。ただ、屋根が二重になるため、耐震性が若干低下します。
ルーガは軽量の屋根材に位置付けられているため、カバー工事は可能です。
しかしながら、金属屋根に比べると重さはあるため、カバー工事より葺き替え工事がオススメです。
葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し、下地を補修してから屋根材を新しく置き換える工事です。
撤去費用はかかりますが屋根の劣化をリセットでき、屋根カバー工法のように耐震性の心配もいりません。
スルガ住研でのルーガ施工事例
当社、スルガ住研は累計3,000件以上の修繕・リフォームの実績があり、その中でもルーガでの施工も多数ございます。
その中から静岡県駿東郡清水町のお客様からご依頼いただいたルーガでの施工事例をご紹介します。
いぶし瓦からルーガ雅への施工前後
こちらのお宅は築60年のお住まいで、施工前の屋根材はいぶし瓦でした。
雨漏りのご相談をいただき、劣化が著しいことから葺き替えをご案内しました。
いくつか屋根材をご提案し、その中からルーガ雅が採用されました。
施工中の様子
こちらは既存瓦の撤去中に撮影した写真です。
下葺き材は今では主流の防水シートではなく土を敷き詰める土葺き工法で施工されていました。
土葺き工法の場合、葺き土の下には杉皮がありますが、雨水の浸透量が多くなると突破されてしまいます。
そうすると雨水が室内にまで漏れて天井にシミを作ったりカビが繁殖したりします。
既存のいぶし瓦や葺き土を撤去後、防水シートを張りました。
使用した防水シートは田島ルーフィングのPカラーEX+です。改質アスファルトルーフィングという種類で、強度が高く防水性の高い防水シートです。
万が一、屋根材に何かあってもその下の防水シートが正常であれば雨漏りから守ってくれます。
何事も予防が大切なので、当社では屋根材だけでなく防水シートにもこだわっています。
下地ができたら、いよいよルーガを施工します。
軒先から順番に本体を並べてビス留めしていきました。
瓦1枚に対し、対角線上に2点をしっかりビス留めする仕様になっています。
これにより、強風でもびくともしない屋根に仕上がります。
本体を張り終えたら棟(むね)の下地材を取り付けるための棟金具を取り付けていきます。
頂上に設置する棟の下地には腐りにくい樹脂製の人工木材を使用しました。
棟下地を取り付け、棟からの雨水の浸入を防ぐために下地の上にハイロールを張りました。これを乾式工法と言います。ハイロールはアルミの薄い軽量のシートです。
最後に棟をかぶせて完成です。
これで雨漏りが解消され、再発のリスクが低く、さらに耐震性も高い屋根に生まれ変わりました。
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屋根葺き替え 瓦→ROOGA雅（ルーガみやび） 施工前 現地調査 ご提案 お施主より雨漏りのご相談をいただき、
屋根のリフォームのことならスルガ住研へご相談ください
屋根のことなら何でもお任せください！
スルガ住研は創業2006年、累計施工実績3,000棟以上の実績がございます。
今回ご紹介したルーガの施工はもちろん、小さな修繕や大きなリフォームまで承ります。
「本当に工事が必要か見てほしい」「いくらかかるかだけ教えてもらって考えたい」というお問合せも大歓迎です。
どんなことでも経験豊富なスタッフが親切・丁寧にご案内します。
